健全な感性と自然・未来の姿 事務所便り2014年7月7日(月)No.356


一、仕事を通じ顧客と従業員、仲間を幸せにし社会に貢献する
二、雇用を生み利益をだし、税を納める
三、素早い対応と処理の追求

 
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健全な感性と自然

 人は水を介して結びついています。私は河川の扇状地に生まれ育ちました。先祖様もこの地に在籍していたものと推測できます。名前が中村ですから江戸時代は農耕民族の一翼を担っていたと推測されます。鎌倉時代それ以前も現在の親戚を見ても、墓地の所在地からも名だたる記録がありません。一人平均40年を生きたとして男女各1名の10代前(4百年前)に先祖様が約千名いたことが確実です。
20代(8百年前)鎌倉、源平時代まで遡ると約200万人を超えるご先祖様が実際にいたのです。従って悠久を遡る倶利伽羅峠の戦いの時代からだと私たちは皆親戚で人類になる。
 最近読んだ私と同年生まれの中村哲「天、共に在り」の著書に、人は得てして自然の摂理を無視し、意のままに事を運べる「自由と権利がある」と錯覚しがちです。昨今人間の分を超え、命を軽んじ、自然を軽んじる「欲望の自由」と「科学技術の信仰」が大手を振るって歩いているような気がしてなりません。
 私たちが己の分限を知り、誠実であるかぎり、天の恵みと人のまごころは信頼に足るということです。とある。
 アフガンの地に「百の診療所より一本の井戸、用水路」を唱え、井戸や水路を何十キロに渡って作った。医療活動の前に生きる為の基礎造りに、三十年を係わっている。
 アフガン社会は地縁血縁の繋がりが強く、共生の知恵が息づいている。「客人は理由なく売り渡さない」彼らの不文律がある。「仇討は美談である」
 診療所が襲撃されたとき、「死んでも撃ち返すな」と応戦を引き止めたことが信頼の絆を得、事業を守った。戦場の兵士なら、撃ち返さない恐怖に勝つ方が勇気がいることを知っています。武力行使によって得られるもの、失うものは何か。「金さえあれば何でもでき幸せなのか」「武力さえあれば身が守れるのか」 何が真実で何が不要なのか、何が人として共有できるのか。
人間は自然の一部。
健全な感性と自然との関係を回復することです。

 不安は観念で膨らみ現実化する。
剣で立つものは剣で倒されるのが常識です。

 

未来の姿

 今は亡きステーブ・ジョブズは、私たちに各機能を融合した携帯の未来の姿を提示し、世界を一変させた。
 スピーチする唯一の理由は世界を変えたいからと、ジョン・F・ケネディは語っている。
 稀有な天才たちは人類社会に対しての意識が我々凡人に比べ格段に異なる。高く大きく強く遠い。
宇宙観の桁が違うのです。
 1961年5月25日の議会でケネディは10年以内に月に人類を送り、帰還させると断言、国民にビジョンを掲げました。
 米国は発表から8年2ヶ月後の、1969年7月20日、アームストロング宇宙飛行士がアポロ11号で月面着陸を果たしその後、無事帰還しました。
 日本は敗戦の焦土から19年2ヶ月後に、東海道新幹線を開業させました。

 多くの会社経営者は、自社の目標地点をきちんと見据えているものです。
また社員一人々が自分の仕事はどうすれば良いかも知っているものです。
これが会社(国家)の真の競争力です。
 今我国のビジョンが「集団的自衛権」ではないはず。セクハラ議員に見た絶対的多数を委託してもこの程度、私たちはこれからも姑息な手を使う指導者しか選出できないでしょう。

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