とっさの判断・大きな成功のため 事務所便り2014年11月25日(火)No376

とっさの判断

計画と決算で、困難な事情の説明に終始される社長がおいでます。成功も失敗も必ず訳があります。

成功に出会う人は押しなべて自分で為す目標を決め行動しています。

問題意識も目標も持たず行動をしない人は、失敗すらできないものです。

問題の本質は、成長か衰退の何れか一点です。

中には存続と言う人もいます。実に消極的な思考です。

変革無くて現実は確実に衰退しているのにです。

これは数字が的確に証明してます。

会社の最重要な課題は何かの問いに実際全社員は即、答えられるでしょうか。

全く分かっていないのが実情でしょう。

給料さえ受取れれば考えたこともない。とっさに経営者の仕事だと答える社員がいるものです。

会社の成長と発展に力は無く、改革に多くの時間を要し、実現は不可能に近い。

契約書で責任が無いからと、社会的や道義的な責任を全く感じない人もいます。

法律に違反しないから問題がないと判断する人は、元々信用に値する人では有りません。

これは巧言令色鮮し仁、面従腹背は爬虫類の脳で判断する、大丈夫の「ボンクラ」思考が確実に会社を潰す人です。人間として意識レベルの問題です。

国境を問わず、人に迷惑をかけない、暗黙知の上に胡座をかいています。

本質は法律ではなく、自分の心に恥ない、人に恥じない道理の基本ルールです。

これを真の「志」と言うのだと思います。

アベノミクスの成長分野は何でしょう。第一の矢が大胆な金融政策(黒田バズーカ)第二の矢が機動的な財政政策(作業員不足)第三の矢が民間投資を喚起する戦略でしたが雲散霧消、影すらない。

少子高齢化による人口減少社会への突入という日本の経済社会が抱える大きな課題を前に、日本経済を本格的な成長軌道に乗せることはそう容易くない。

この1年間の変化を一過性のものに終わらせず、経済を回転させていくためには、日本人や日本企業が本来有している潜在力を覚醒し、日本経済全体としての生産性を向上させ、「稼ぐ力(=収益力)」を強化することが不可欠である。

ギアを一段階シフトアップし、日本企業の体質や制度と慣行を一変させる気概で、日本の「稼ぐ力」を取り戻すための大胆な施策を講ずる好機である。この日本のラストチャンスであることを覚悟すべきある。

ポイントは、企業経営者や国民の一人一人が自信を取り戻し、未来を信じ、イノベーションに挑戦する具体的な行動をおこすかどうかにかかっている。岩盤規制に穴を空け、自立なき企業や個人は活動しやすい環境が整っても、経営者が大胆な事業再編や新規事業に挑戦しなければ、消費増税の先送りでも総選挙を何回しても解決しないのである。

大きな成功のため

失敗を避ける事だけに集中していると、目先の小さな成功に出会えても、大きな成功は不可能です。

失敗するのは、課題や目標を持って行動する時に起きます。

進歩するため、予測しない出来事が起き、失敗は必然です。

失敗を繰り返し重ねた実績が「創造力」を鍛え、時間を友に螺旋的に精度を上げる結果が、大発見や大成功に繋がっていくのでしょう。

また何故計画や目標(数値)に達しないのでしょう

  • 自分の内なる感性(勘・直感・腕)を信じていない
  • 常識や定説に従がう
  • 頭で仕事をしている
  • 現象(数値)が示しても真実(サイン)と思わない

これらが複合した結果、失敗を極端に恐れ、本質を見抜く野性的な行動力が退化するのが失敗の要因です。

本来独断と偏見は、独創的(創造的)なのです。

私は渋沢栄一も松下幸之助も本田宗一郎も創業当時は独断と偏見の塊だったと理解しています。

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