動機善なりや・時間の流れ 事務所便り2016年9月20日(火)No405

動機善なりや

「動機善なりや、私心なかりしか」は、元京セラ会長の稲盛和夫氏の行動指針の有名な言葉です。

DDI(第二電電)を設立し、電気通信事業へ参入するにあたって、自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問したときの言葉。動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功するという信念を表す。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する物事を行うときに取るべき態度を表した言葉。

構想を練る段階では、そのアイデアの可能性を引き出せるように楽観的になるのがよい。

具体的な計画を立てる段階では、あらゆるリスクを想定し、慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練るのがよい。

実行する段階では、思い切って行動するのがよい。

自燃性の人間この「燃性」は、物事に対する熱意や情熱を表す。

自分から率先して物事に取り組み、エネルギーを周囲に分け与える人を指す。

稲盛経営12ヶ条

1・事業の目的・意義を明確にする

2・具体的な目標を立てる

3・強烈な願望を心に抱く

4・誰にも負けない努力をする

5・売り上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

6・値決めは経営

7・経営は強い意志で決まる

8・燃える闘魂

9・勇気をもって事にあたる

10・常に創造的な仕事をする

11・思いやりの心で誠実に
12・常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で経営する

経営に権謀術数は一切不要

企業経営には、権謀術数が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、そういうものはいっさい必要ない。今日一日を一生懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。

また、正々堂と人間として正しいやり方を貫けば運命は開けてくると考えている。

実際に京セラやDDIの経営に携わり、日々懸命に働いているうちに、次に打つべき手は自ずから見えてきたし、そうすることが素晴らしい成果をもたらせてもくれた。

(著書『人生と経営』)

時間の流れ

《人が感じる時間》の速さは、気分、年齢等により変化する、と言われている。例えば同じ曲を流しても、安静にしていたり寝ぼけている時は速く聴こえ、激しい運動・活動の後では遅く聴こえる事がある。こうした場合、感じている時間の速さに相対的な違いがあると言える。

また、年齢を重ねれば重ねるほど、一日なり一年が過ぎるのが速くなってきている、という感覚はほとんどの人が感じることである。年をとって自分の動作や思考の速さ・時間当たりの作業量が低下すると、相対的に時間が速く過ぎるように感じる。

若い時に10分で歩けた道を歩くのに20分かかるようになったり、1日で片づけられた仕事に2日かかるようになったりすると、時間が2倍ほど速く過ぎるように感じることになる。

また人は時間をそれまで生きてきた経験の量の比率のようなもので感じている、と言われることもある。これは、7歳の子供にとっての1年が人生の7分の1であるのに対して、70歳の老人にとっての1年が人生の70分の1であることからも説明ができる。

心理的な時間は、さまざまな要因によって影響を受け伸縮する。その影響の度合いは大人に対し子供の方がずっと大きい。大人は心理的な時間の伸縮に左右される出来事があっても『短く感じられるが実はこのくらいだろう』と心理的時間を補正できるが、子供はできない。

大人はこの「時計時間」に支配されるが子供は「出来事時間」に支配される。

また生物の個体の生理学的反応速度が異なれば、主観的な時間の速さは異なると考えられる。

ウキペディアより

PDFファイルはこちら

Follow me!