不振の根・反社会的 事務所便り2014年2月24日(月)No336

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不振の根

 ソチオリンピックが終わりました。各競技のルールは、日本が優勢になると何故か良く変わります。
TPPも同じ、対米経済ルールです。これは日本が強くなったからでは有りません。 どうも戦後の植民地で家畜を太らせ、自国のためしゃぶり尽くすようです。
これに迎合する一定の勢力が国内にあるのも事実です。

 事業不振の会社が順調な会社になぜ順調か説明を聞き見習ったとしても、殆ど役に立たないはずです。
これはどんな業界であっても、まず資質を含め時期も全て、環境が違います。
気合は学ぶとしても普遍的な法則自体は常識的であり、新しい物を求めても無いに等しい。
言えることは、有名な論理に、経営とは結果(目的)から始め、それに到達するために出来る限りのことをすることである。
この目指す目的に、人間の心根善き美的な感覚が問われ、経営はアートだと良く言われます。
目標は高ければ高いほど良いと言えます。

「天国に行くための最良な方法は、地獄に行く道を熟知することである」とマキャベリが言っています。
 現在地と目的地がない地図を持ち冬山に入るようなものです。
ホワイトアウトの状況であっても、雪崩で装備のすべてを失っても地図かコンパスがあれば行く先に希望が見えます。
たとえ地図が違っていても方向の共有と意志の力で助かる気力を持ちたい。

本来経営とは、本を読むのとは逆です。終わりから始め、組み立てるものです。
結果である会社の業績は長期に渡る成長の実績です。
終わりをリアルに、絵に見えるまで書いている人は、従業員を含めて、果たしてどれだけいるでしょうか。
殆どいないと思えるのです。 そもそも儲けのため、続けるためだけに、始めたのでは無いはずです。

 新たなビジネスモデルを構築できれば、儲けがついてきます。しかし俗人の私達には簡単で有りません。
問題点を全員で共有し、解決法を考え成功に変えていく合意が出来なければ、答えが透けてきます。経営は関係者を含めチームワークで行う筈です。
 社員を含め自分の将来を築くためにしなければ、誰かがするのでは無いのです。これは根源は人任せの無責任な集合体だからで、そもそも成り行きで、成るようになっていくのですから、業績不振の結果は全て自業自得と言えませんか。

反社会的

 なぜ自社の業績が長期に渡って改善しないのか説明できないでしょう。
平成以来デフレの過程に翻弄されているためでしょうか。こんな会社の多くは変革(イノベーション)がなされていません。会社で見えない「見える化」に遅れ、「話せる化」の資本の効率化に程遠いのが弱点です。 売上や資産が停滞し負債が右上がりです。売上は社長がしていると錯覚されている方がおいでるものですが、従業員です。
社長のすべきことは目標を掲げ従業員の雇用と生活を守り、債務を縮小し資産(現金)を増やすことです。
そのために何が必要なのか分かっていないのだと思う。
中長期的な目標も語られず、聞いたことは有りません。
 真のアスリートは金メダルを目指します。目標のない選手は存在しない。即時退場すべきであります。
 環境に翻弄され、税金以前の会社が多く存在します。力に当事務所がなり得ていない明らかな証明です。
「税金は利益のカス」です。カスも払えない社長は、企業人としての問題を自覚してない。
利益は本当の実力でなく時代の運。謙虚さも大切です。
払おうとしないのは「反社会的」と反省すべきでしょう。その前に相応しい政府かと問われますが・。

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