フードデザート・風立ちぬ 事務所便り2013年8月19日(月)No309

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フードデザート

 フードデザートは英訳で「食の砂漠化」です。
いま大店舗に浸食され対応のまずさから市街化地域でスーパーが撤退「買い物難民」が激増しています。
半径500m以内に生鮮食料品店がない市民が全国的に激増し、核家族化と国民の四人に一人が老人社会で、高齢者や障害者、生活弱者の日常生活を直撃しています。
 金沢市の某スーパーが経営失敗し7店舗を閉店、規模を縮小。今年一月十八日に金沢地裁に債務切り捨ての民事再生を申請中ですが、資産債務の確定と経営計画策定のため長期間たなざらしにされる結果、地域の生活環境が激変しています。これらは生活弱者を排除するもので、弱者を人質に商人として全く不適格であります。
 責任の一旦は融資を行った地元信用金庫の金融資本にもあります。土地を担保に融資、評価が三分の一の現在、不良債権化したもので人を無視した結果です。
金融業者として能力を疑い、不適格であります。
 七月二十五日に業者のHPで来年一月末まで延長発表で、年末商戦や宅配事業体制とありますが運営の実態は不透明であります。行政も当業者の状況を数字でも把握していないのです。実質的な偽装ではないか。
実態は遅々として進んでいない状態です。
 生活弱者を人質に、私欲を貪る経営者、商人はブラックではないか?。
 一刻も早く事態を進展させるべきです。冬から夏を過ぎまた雪が降るまで、時間の浪費を許すべきではない。
当事者は誰のため何を考えているのでしょう。
 関係者が皆得をすればよいのではない。
存在していく限り社会的使命と責任があるはずです。それが二の次であれば、再生をまったくしてほしくないと思う。そもそも不適格です。早期退場がふさわしいのではないか。

 先月九日、行政(金沢市商業振興課)に対し実態を伺っていますが、八月七日に再臨上しました。民事不介入で、宅配の実態把握の意志も実績もない、補助金のバラマキ行政が仕事で、職務の感覚が理解できない。知ろうともせず、指導も行っていないのです。
担当者は福祉の問題と縦割り行政の感覚では、他人ごとで問題意識が希薄であります。
 地域からの声を関係者に伝えていくことが重要だと考えます。
スーパーの窓口、弁護士(福井市)に面会を要請。裁判所判断を優先し、地元地域の声が関係者の心に届いてなく、意識すらしていない状況です。
 地元の声を、当事者と、信用金庫や裁判所や監督官庁である財務局に、声なき声を伝える必要性を強く感じています。
 

風立ちぬ

宮崎駿さんが自分の遺作と語っているようですが、半世紀余り、内に温めた想いを込めた作品です。
頭の中で主題曲の「ひこうき雲」が余韻としていつまでも離れません。
 40年前のユーミンの曲ですが、未だに何も失われていない。

日本の原風景が背景(自然)に重なり懐かしい。大人が忘れかけた郷愁です。
私も静かに確かに泣きましたね。
 良い映画の基準は、エンドマークが流れて、席を立つ数で分かります。
俳優でなく、監督が魂に訴え、生き方を思いを、いつまでも振り返るメッセージのはず。
これが名作の基準です。
 風は見えない、感じるものです。生物の感性を共有する人間の使命でしょう。

 B29が行った行為は、無差別爆撃です。非戦闘員を皆殺し、虐殺を目的としたものです。
今でも正当性を疑わない国。原住民の虐殺国家に、原爆だけでなく復讐心を決して忘れてならない。

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