変化できない者が滅ぶ・死に狂い・年貢と消費税 事務所便り2013年8月12日(月)No308

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変化できない者が滅ぶ

『最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である』
      ーダーウイン
『変化は苦痛だ。
だが、それはつねに必要なものなのだ』
       ーカーライル
『変えられるものは変える勇気を変えられぬものは受け入れる謙虚さを』
       ー西洋の格言
 変えられるものは、多少の苦痛は覚悟し、勇気をもって変える努力をしたほうがいいのでしょう。変えられないものは、黙って受け入れ、早く慣れることができるといいのでしょう。
『人間はなにごとにも慣れる存在だ』
    ードストエフスキー
『至上の処世術は、
妥協することなく適応することである』
       ージンメル
 

死に狂い

最近外人が出版した武士道の本があります。
 生きるか死ぬかという二つの選択をするとき、迷わずに死を選ぶ。西洋の狭き門より入れに通ず。
問われるのは常に覚悟が出来ているか。
死を意識することは生きることである。
鍛錬は生きる執着を捨てることである。
 すぐに行動できる捨て身の「死に狂い」正気では大業を為すことはできない。
正気を失うほどの強烈な捨て身の行動パワーでこそ事を成す。
やったらやりかえす。やり返さないのは「恥」である。
「死に狂い」になってすぐ行動する。「石火の機」で時期を逸しれば恥さらしです。
 「葉隠」では災難ほど好機と捉え、千載一遇と見る。
 戦勝国がもっとも恐れたのは日本の「武士道」精神であります。
 死ぬことを覚えると、恐怖から離れる。
武士たちは、生きているときよりも死ぬ瞬間に決まる。死は生きることを完成させる瞬間であったのです。
 人は必ず、一回だけですが死ぬまで生きます。
 それは、何をしたかでしょう。
 

年貢と消費税

 戦国時代の年貢と消費税は、強制取立てに変わりなし。
 物に税をかけ商人(地頭)から徴収する。代官の年貢制度です。値上げで当然零細な商人と庶民が泣き寝入りの局面が想定されます。
 大衆に酷税、安倍成長戦略は明らかに矛盾します。
デフレ下での消費税増税は弱者収奪で、真逆の政策です。
 消費税を5%から8%に62%以上の値上げ、その後10%は倍の税率。インフレ率の2%目標は財務省の茶番劇だ。
 財務省の奢りは無能役人の証明。正に倍返しであります。
 すでに、どさくさに消費増税法が成立と盛んに「代官」様は主張しています。最終消費者の貧困化の蔓延が、江戸からは見えないのです。
労働価値説の時代から、搾取し尽くす現代です。
 民を搾取し代官が支配する領地は、衰退して行く歴史でしょう。
 卵を生む鶏を絞めればどうなるか分からない程度です?。
 今は、自らが価値となり富となる人しか生き残れない。
 価値を生み出すであろう期待がこれからの時代。「信用」を作る「新資本主義」です。

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