ヤル気と危機感・スノーデンの義・起きた話 事務所便り2013年7月23日(火)No305

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ヤル気と危機感

 会社の事業目的が、進歩発展を視野に入れない事業は、「親方日の丸」で成立し寄生する事業です。
 これはどうしてもヤル気、本気度、命がけの執念、熱意、情熱からほど遠いものになりやすい。
一般的に社員と、顧客と社会に無責任なものになり社会的な責任を軽視し、存続のみ、私欲に傾倒しやすいものであります。
 一番最初にリダーが勇気を持って立ち上がり、まずは嘲笑されます。

 しかし追従者が現れてリーダーが複数になった、この最初の追従者はリーダーシップの一形態です。
 最初の追従者の存在が一人のバカをリーダーへと変えるのです。
二人目の追従者が現れた時点で、すなわち三人は集団に変化したのです。
 すごいことをしている孤独なバカを見たら、立ち上がって参加する。最初の人間となる勇気を持つこと、これが変革の始まりです。
すべての始まりになります。
 

スノーデンの義

 民主主義を標榜する米大統領オバマ氏は、7年前からの個人情報通信を盗み見ることを擁護しています。
個人も企業も、米検閲システム「プリズム」ですべて丸裸にされています。
 預金通帳の動きだけでも個人の性格まで推認できるものです。まして通信やネット検索を傍受すれば、国家や個人の思考まで完全に把握できます。
 中国にGOOGLEが進出時に中国政府が機能制限したように、情報は筒抜けなのです。
 米国の「人権」は茶番であります。「正義」自体、権力の都合で使い分けています。
 携帯電話が登場し、強力なコンピューターで人の移動が的確に把握でき、メタデーターに活用できます。(メタデータとは、あるデータに関する情報を持ったデータのこと)

 ウイキリークスのジュリアン・アサンジ氏やスノーデン氏は権力者に対する抵抗勢力でしょうか。
 時代は、人類は神と悪魔の領域に入っている。
我々は、果たしてそれにふさわしい者でしょうか。
 

起きた話

 国家の強靭さとその文明の性格は建設現場で足場を組んだり機械を組み立てるようにして出来上がるようなものではない。

 その成長はむしろ植物や樹木の成長に近い。
育てることに比べたら木を切り倒すことはひどく容易なものだ。

 だからこそ次の木を植える前に誰もその木を切り倒してはならない。
 ー チャーチルの言葉

 唯一無二の時間を経て育てた公園樹木を、権力(役人)の一方的な理屈で伐採した。
 情報を民に公開せず、問題とする者を、議会で「一部の者」と差別発言。
これを問題にしないのは県民の大問題であります。

 物事をごまかすほど、致命的なものはない。
犯した間違いはやがて許されるだろう。

 人々に与えてしまった苦痛や損失も許されるか、忘れ去られるだろう。

 戦争の記憶さえ、勇敢に戦った人々の美徳は記憶に残るだろう。
 しかし、卑怯な言い訳やごまかしは人々の心を傷つけ、その怒りは永遠に消え去ることはない。
  ー チャーチルの言葉

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