頑張りが無駄・事業承継 事務所便り2013年3月11日(月)No293

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頑張りが無駄

 トップ(日銀・財務省官僚)が無能な限り、個人が死ぬほど頑張っても生活は絶対に豊かになる筈がないのである。
頑張る人は明らかに過労死、予備軍が正解である。
 頑張るほど日本のデフレスパイラルが加速するのだ。
 普通の価値観であれば問題ない「努力した人が報われる社会」アベ総理のキャッチフレーズである。
このこと自体、そもそも異常事態である。
 政権がこれまで自分達の政治責任を詭弁に転嫁。
結果責任を感じてない訳だ。漫才でいう「ボケ」を担ったのでないか。
 何をどれだけ頑張っても絶対に幸せになれない。
まじめで正直な日本人は、見事に騙された。
 悲劇は頑張るほど国内のリストラ人口を増やすだけのことです。
 20年以上も死ぬほど努力し、手取りの結果は右肩下がりでしょう。
給与がどれだけ増えたのでしょう。老後は豊かになりましたか。牛丼がどんどん値下りしても、手取りは実際減ったのである。
 日本全土が原発津波被害と変わりない様子。
頑張るほど労働者のパイが減少し「貿易立国」の収支がどんどん悪化したのである。
 90年当時バブルを完璧に潰したのは日銀と財務省の金融引き締め策(公定歩合と総量規制)で一挙に市中の金を引き揚げたのである。
 土地が値上がりし、個人が持ち家買入に、手が届かなくなるのを理由に息の根を止めたのである。
「構造改革」を唄い、生産性を上げれば他の生産者の売上げを奪う。結果はコップの中の奪い合い。全体のGDP(国民総生産)は外国に比べて増えていない。
実際景気が良くなっていないのが証明です。
 官僚は日本の人口減少をデフレ要因に政策責任を転嫁した。
 バブルを潰した後でも適切な金融緩和を日銀は取らず、企業は異常な円高のハンデを負い「日銀理論」(金融政策だけではデフレも円高も阻止できない)に支配された。

 結果、私たちの回りには、実質的な失業者が、老若男女を問わず溢れ返った。
しかも若年層は実に悲劇的です。
 自殺者は毎年先進国のトップを譲らず、暦年輝ける不幸の金メダルである。
 97年財務省の橋本消費税では一挙に自殺者が一万人単位で増え三万人を超えた。その後十年以上も続いたのです。

 デフレ情勢からの回復が進まず、費税増税は論外、棚上げは確実でないか。

 日銀財務省の敗戦は、「自殺するほど仕事が無く、過労死するほど仕事がある」
社会を形成したといえるのでないか。
 

事業承継

 創業者は会社(富)を築く以上の困難が会社の永続と存続です。成功はこれを視野にいれることです。
ここで会社の「目標」が問われる。創業者の理念を浸透し、全体が共有する。
 楽観は「目標」達成の積極性であり、悲観は諦めである。
 先月八日、リクルート創業者の江副浩正氏(76)が亡くなりました。事件の後、一線を退きましたが、その後実に多くの若い有能な人材を輩出した。会社内部で闊達な空気が元気を生む土壌が、遺伝子を創ったのでしょう。
 また検察の取り調べの「可視化」に、最初に声を上げた人と覚えている。
 お上は正義を代弁しない。全面的に信じることは明らかな誤り。権力の横暴、捏造が冤罪を生むのです。対抗手段を発信した先駆者である。
  経営の本質は『責任』です。
 時勢の中で生成した会社の成長は、既存のシステムにすでに見あたらないのか。

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