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国外財産調書の提出制度
以前から年間所得が2千万円以上の方が財産債務の明細書を確定申告で明細の提出義務が税務署にあります。この時すべての国外財産も含まれます。
年間所得が2千万円以下でも、昨年の12月31日から円換算で5千万円以上の国外財産を所有している場合、国外財産調書の重複提出義務が課せられました。
これは主に相続税の申告漏れ防止で、加算税等の判断基準に活用されるものです。
富裕層の海外資金流出に対する課税の強化を計るものと見られます。
対外債権の額が、為替や統計の係数から乖離が激しいのでしょう。
日銀が貨幣の発行を管理していますが、財務省がタンス預金の額を推計したのと同じです。
本制度において、故意に不提出・虚偽記載をした者は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処するとされています。
ただし、「期限内の不提出」については、情状により刑を免除できることとされています。
また海外進出をする場合、主な方法は支店方式と子会社方式に分かれます。
子会社方式では、外国子会社であり、親会社の収益に合算されることはありませんので、配当による資金の還流で支店方式よりも、全体で現行制度では税金が少なくなります。
非居住者とは所得税法上、日本国内に住所を持っておらず、かつ現在まで引き続いて一年未満しか国内に滞在していない個人のことをさします。
マスコミでサッカーの中田英寿さんが永遠の旅人と登場しています。であれば国内源泉をされても確定申告の義務は無く、してないでしょう。
郷土のヒーロー、松井秀喜さんも生活の拠点はニューヨークですから、同じことでしょう。
困っているから怒る
先月JR東日本テクノハート元専務取締役の矢部輝夫さんのお話を聞きました。
私は東京駅で新幹線をよく利用します。この会社は新幹線の車内清掃を請け負っています。整列し到着から出発の12分の間、乗降で実質7分間で全席を清掃一人ですべてこなし、列車を整列、お辞儀で見送ります。
新幹線では日常の風景ですが、外国人にとっては驚嘆の目、時には拍手まで起きるそうです。
W杯サッカーではサポータが負試合で、自分たちの出したゴミを持ち帰る姿が各国メディアの話題になりました。
金を払えの韓国と中国、同じ東洋の一角ですが、精神構造と文化はまったく異なります。
私が知らなかったのは、社員の制服です。JRの支給や許可申請でなく、自分たちが決めて無断で夏一斉にアロハシャツにしたそうです。
対等な別会社であったからかもしれませんが、自分たちの使命、役割、最高の「お・も・て・な・し」でボトムアップから採用されたのです。おばちゃんたちを実際見ることがありますが、働きと実に似合っています。
この会社の風土は、一人一人がボトムアップ、チャレンジ、熱意、誇りを発信し続けていることです。
「人生は舞台」シエークスピアは言っています。あなたとどんなステージで物語を紡ぎますか。
客が怒るのは、困りごとがあるからなんだそうです。