欲望と野望・安心と満足 事務所便り2014年7月22日(火)No358


雇用を生み利益をだし、税を納める

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欲望と野望

 社会の規範や学校教育の、基本は理性教育です。人類は理性でなく、そもそも好き嫌い欲望である感性から存在していますから、人類の理性は後天的な教育によって育まれたものです。
 このため現代社会人は本来の本能を理性で押し込める結果、今日多くの引きこもりを始めとした精神疾患に苛まれています。
理性は社会を豊かにする幸せのために使われるはずですが、悪は常に強力く、人の基準である理性も大切な文化も、法で規制しなければならなくなっています。
 日常に慣らされる結果、砂漠の真ん中でも、ぽつんと信号機があれば日本人は当然従います。これを是とするか否かとするかは、各国の文化です。
 浮気は文化と言った芸能人がいましたが、人類史では正確です。信号機を無視し事故や怪我がなくても、他者に迷惑をかけなくても道義上の責任があります。
拘留や逮捕も冤罪も諦めない限り自己責任です。
 事業の不振も自己責任です。まず助ける一番が自分自身、そもそも何を求めているのかです。目的も目標を失い、何も取り組めないのは変わらないからです。
否定的な面が強調され動かないのは、行動して七転八倒するのと程遠いものです。
 自分に「幸福を広める」ためには死ぬほどに考え、とにかく逃げず行動を重ね「自助」、前進するのみ。
上下、左右、前後、裏表、大小の関係であります。

 経済も日本人の知的能力も財産も他国に対して圧倒的であり、問題解決能力はそれぞれの個人に十分あります。多くは「敵」を過大評価していることが多いのです。
 最大の「敵」は己、最大の裏切り者も自分自身です。
自分で約束を見事に破る、一番身近な犯罪人です。
 現代人は失った感性である欲望を再度よみがえらせば、これからの人口減少にロボット、日本人は多くの課題に立ち向かうことがたやすいのではないか。

 若者は平等公平で貴重な残り時間があるですのが、多くは気が付かない。
自分の使命「欲望と野望」を失っているからでしょう。

 

安心と満足

 機能に優れたものは、実に美しい。それと誠実。この二つでも人の心に、記憶が長く残ります。
「危機と怒り」の反対が「安心と満足」ですから、危機と感じず怒りもない、これは深刻な危篤状態です。
 病気になって回復するのは薬(毒)の効果ではありません。本来、個体が持っている回復力で治癒するのです。回復力が減少している場合、物理的な維持装置でしか存在できません。会社も同じです。
何故こうなるのでしょうか。
 困難に対峙した時、往々に安易な道を選択しています。どちらの道も同じことですが、その選択に危機が潜んでいます。どちらを選択しても想定外の困難が付きまといますから逃げ、楽だと思う方を選択した時に甘えがあります。
まず二者は、最初から覚悟が違います。困難な壁に直面した時、どうしても選択の責任を時代や他に転嫁し自らが素直に受け止めれないのです。困難を想定し受け入れ、超えたときに貴重な大きな経験を得たことになります。
 失敗を恐れるためか、経験が少ない世襲経営者が多いのです。
経験不足からの明らかに失敗を招く体質は、他に指導を仰いでも結果は改善しない場合が多い。
 一代で事業を起こし幸せ築き、安心と満足の天国であっても、名実は多くは灰となってから定まるのです。

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