振り込めニーサ・法服の王国・やるしかない 事務所便り2013年12月2日(月)No325

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振り込めニーサ

 権力・財務省の国家的振込み詐欺になる「ニーサ」は、昔のNTT株式公開当時を彷彿させます。
当時NTT株式を買入したほとんどの投資家は塩漬け、損切りをしました。
 今回、財務省が国民の虎の子預金から所得の非課税を謳い、損失補てんで株式市場に引き出すのが真の狙いです。
一年の投資金額百万円を限度とした非課税口座の利益を5年間課税しない制度です。
合計で最高5百万円です。そこまでは分離課税の所得税を売却時に課税しない税制です。右肩上がりの時代?
いかにも得なように錯覚させられますが、詐欺師の手腕が散りばめられています。
 まず百万円を元に一年で稼ぐ金額は、利回りにして平均しても殆どない。限りなくゼロ。失敗すれば損。しかもプロ中のプロでさえ少額で絶対に勝ち続けることはあり得ない。架空の別世界の物語です。
投資信託の利回りしかり、リーマン社も消滅。
熟練者やプロは、現状では手を出しません。
 きれいな絵を書き提示する手口は財務省官僚の常識です。昔の豊田商事事件です。税を餌にしたこれを「国家的詐欺」と言います。
 欲に目がくらむ国民大衆は損得を優先、あなた任せですから簡単に利益誘導で操れます。
政治も制度上、あなた任せですから当然です。
 お上が進めるのは間違いがないからです。
間違いではないのですから絶対に財務省・詐欺師の振り込め詐欺は国民の自己責任です。
 財務省は金融機関・証券会社を全面に立て常に責任を回避する卑怯な手方です。
 TVもマスコミ紙も週刊誌も、一貫してこの本質は書かないものです。
 便りNO316号で書いた、世界戦略です。米キャロライン大使の就任もTPPも全て同一線上にあります。
 常に現象に何故を冷静に問い続ければ、自然と真実が浮き上がってきます。
 フクシマ原発事故の、第二の敗戦国家にハイエナが国民の円を、欧米主義優先が懐を襲って来ているのです。
 そう言う意味で、百年に一度の「倍返し」、平成のビッグチャンスでありますが・・。
 

法服の王国

 主人公・村木吾は「憲法と人権を守る」との信念から裁判官を志し研鑽のために青年法律家協会(青法協)に加入しますが、自民党政府の意向を受けた最高裁事務局は青法協に所属する裁判官を排除しようとします。村木は条理を尽くした丁寧な審理を通して信念を貫きますが、冷遇されて地方の下級裁判所を転々と動かされます。最高裁を中枢とする司法行政は、独立性が尊重されるべき裁判官を厳しく統制管理し、自民党政府の政策を追認する判決を主導しました。それに従わない裁判官は左遷され、行政相手の住民訴訟のほとんどは門前払いか敗訴が続きました。とりわけ各地の原子力発電所の建設に反対する住民訴訟は住民側敗訴の判決が連続しました。村木は退官目前に金沢地裁で日本海二号機原発の運転差し止め訴訟を担当することになり、裁判官人生を賭けて彼はこの裁判に打ち込むのでした・・。
 

やるしかない

 するかしないかの二者選択ではやるしかない、積極的な覚悟がいかなる場合も正しい。
 また、困難な道が正しいのです。
年寄りであっても険しい道が正解です。楽な道自体、逃げたに等しい。
逃げて絶対に、未来の扉は開きません。
扉は叩く者にのみ、開かれるのです。
障壁は必ずあり、諦めない限り越えて行けるものです。
 それには、まず行動です。結果は全く違います。
努力を惜しまず、失敗から多くを学べます。
行動の経験から、より多くを学ぶものです。
結果は、大きく違います。ステージが変わるのです。
 経験は謙虚である限り、人をより豊かにするものであります。
 行動は、良心に従い、法によって拘束されるのです。

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