いい会社をつくろう・希少資源は人の能力 事務所便り2013年1月21日(月)No286

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いい会社をつくろう

 「幸福な家庭はどこも同じだけれど、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」とアンナ・カレーニナにあります。
 個人も会社も国家も同じです。前号で「人件費はコストではない」と書きました。
 中小企業は人件費が多いのがいいことです。
 事業の目的が社員の雇用機会を増やす。会社の経営状態から人件費の適正規模を判断する。このためには経営者と社員との信頼関係が大切です。それには社内に情報開示です。
 いま人件費を削り、売上げ増を社員に求める経営が当然のように行われています。会社は社会の公器です。事業の目的が問われます。
 人件費が国際競争力の敗因の主張は、経団連も財界も国際金融資本の奴隷が、奴隷を作りより搾取するようなものです。そもそも文化として許されざる画一的でグローバルな欧米文化なのです。弱者を力で騙すのです。

 いい会社は人々を幸せにします。それは10年20年前にまいた種でようやく結実するのです。
一時のブレは誤差の範囲です。
逆境が「年輪」です。年輪が樹を強くする。永続することに本当の価値があるのです。
 自然界では、変化するものだけが生き残ります。
今は東アジア経済圏の世紀です。
名実とも中枢に位置するわが国は世界を主導する能力を秘めています。
これは日本人が自覚するかしないかです。
 人が社会で生きていく時、究極の選択では、人間の善意の「心根」が運命を左右したとしか言えない場面が多いものです。
 心根の良き人たちの連携を強めていく「人と繋がる」必要が大いにあります。

 悪は細部に宿り、地獄の道は善意で舗装されている。
「情報の有るところに人と金が集まる」政治屋任せは誤り、そもそも職業選択の動機がグレー?。

我々各人が殻を破る必要がある。
日本はフォークランド紛争の、英国サッチャー政権の勇気に学ばなければならない。「情熱や気持ちは恐怖に勝る」ものです。

 敗戦後、武士(もののふ)はいたか、日本民族の遺伝子に組み込まれていなかったか。
 

希少資源は人の能力

 人間の脳は未だに古代や中世と全く変わていない。同じ悩みに苦悩している。今も地上は企業や人は世界最高のレベルでの競争社会です。
「困難に陥るのは、知らないことが原因ではない。知っていると思い込んでいることを、知らないことが原因です」
謙虚に全てが我が師なのです。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。創造性ある仕事とは既存の要素の新しい組み合わせの何ものでないのです。
 優れたアイデアは直感や偶然で生まれるものでなく、型として身につけた『既存の要素』を自分で組み合わせ、iPhoneのように最適解を導き生み出して行くものです。
現代は時間と距離空間、物理的な障害は過去の物差し、究極的に縮小した。より深遠な時空は神の領域に接近してきたのではないのか。
昼間に見えない星影は、深く暗い井戸の底に映っている。
 トップアスリート松井の確信は、普通人に超えれない。日本は世界の希望資源国です。

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