明日に続く組織・春は遠い 事務所便り2014年2月17日(月)No335

明日に続く組織
満足したら見直しはできない。
いかなる時も見直しが求められます。
これは不調なときの見直しでありません。
順調な時にこそです。
事業が下向きに転じた時では既に遅いのです。
会社(組織)は見るもの聞くもの読むものでも有りません。良心に従い行動する組織です。
明日のために積み重ねでなく、未来の大きな一歩ために今日、何をするかです。
私たちは誰を満足させるかですが、事業不振の苦境からの脱出はコスト削減や効率化だけでなく、従前から抜け出せる「革新」のチャンスです。
しかし次の一手の手段もなくコスト削減や効率化では、これまで出来なかった革新に挑まない限り、確実に縮小に追い込まれると考えます。
その場合、変革の残り時間は少ないものです。
建前ではなく、顧客に何が必要かです。
本当に何が提供出来るのか。
期待は何か。
手立ては何か。
天は自らを助くる者を助くるものです。
この時代で私たちの使命は、顧客の税金を一円でも安くすることでしょうか。
商業道徳に欠ける事象に接するとき、それに対し黙殺は、守るべき「信」に欠けるのであります。
己自身の利欲によって欺瞞や不道徳に働くものは、必ず仁義道徳に欠け、人も組織も衰退していきます。
それぞれが顧客にいかなる価値を提供できるのでしょう。
私たちは何に存在価値が有るのでしょう。
存続が唯一の使命であるなら環境に生きる肉塊でしかない。
何を提供できるかでしょう。
「名を成すは常に窮苦(きゅうく)の日にあり、事を敗るは多く得意の時に因す」
一時の困難は耐えがたくとも、当事者は大いに勇気を起こさなければならぬ所です。
実は、どんな人の順境でも逆境でも、皆自らの力でそう言う境遇を創りだしたに過ぎません。
この世は、悪者も善者も自ら知っていて自然と運命を創りだしたので、順境も逆境も無いと言うことになる。
まず、誠実に努力し運命を託すれば、公平無私なる天は必ずその人に幸し、運命を開拓するよう仕向けてくれる。
道理を伴って事をなすものは必ず栄え、道理に悖(もと)って事を計るものは必ず亡ぶのである。
道理に則って一身を終始するならば、成功失敗のごときは愚か、それ以上に価値ある生涯を送る事ができる。
(論語と算盤ー渋沢栄一)
春は遠い
夜明け前が一番暗いといいますが、冬も今月は冷え込む。
人間社会が作り出す環境は、地球の自転のサイクルと異にしています。
自然環境の悪化は人類数千年の歴史から見れば、誤差に入るようなものでしょうが、明るい兆しがあると思えない。
経済政治社会の情勢は、歴史的にみて不透明感を増し見通せない状況にあると考えます。
これからも平和な太平の時代の過程でしょうか。
対米従属、敗戦後の延長がこのまま続けると見るべきでしょうか。
指導者はどんなシナリオを描いているのでしょう。
丸投げでいいのでしょうか。
主権者は私たちです。
各人がそれぞれの確固とした最低限のシナリオを持たなければなりません。
NHK会長の権力迎合フィルターから出る、情報は戦前からの亡霊をみるようです。
騙され耐えがたき苦渋を飲まされ、近隣を含めた多くの人柱の上に今日があります。
押し付けであっても日本が世界に誇る平和憲法を脅かし、国民を人質に恫喝し且つ蹂躙する輩に対してはイスラエルのように、自力で対処すべきと考えるのですが。
政官財の指導者は国民を大切にするどんな国を作りたいのでしょう。その前に私たち一人ひとりが考え行動です。