大転換・珠洲市カジノ構想 事務所便り2013年10月7日(月)No316

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大転換

 最近「グレートローテーション」を聞きます。
世界のマネーが安全資産からリスク資産へと『歴史的な資金移動が起こる』という期待が込められた言葉」、投資家の資産配分の方針が大きく転換(リスクオフからリスクオン優勢へと流れが変わる)を意味する。(金融経済用語集)
 具体的には債券など低い利回りの安全といわれる資産から、株式などへ資金が大きく移動、長期的な波動が起きると考えてよいと思います。
 財務省の「ニーサ」で少額投資非課税口座の開設は預金取り込み、また教育資金贈与の信託・銀行の非課税制度に取込みの流れは「大転換」の支援制度です。(高級官僚天下りの拡大が副作用)
 欧米の金融自由市場が日本の大衆金融資産を取り込む、壮大な仕掛けであります。
専門家はこのグレートローテーションが起きつつあると見ています。

 経済や政治や社会問題を俯瞰するとアメリカはリーマン・ショックから回復し、その間にシェールガス革命が起き、住宅市場も堅調に回復基調を辿っています。
 日本は民主党政権下では我慢を強いられ、震災、原発という大事件を抱え込み「陰の極」と言われる最悪期でした。
そこから政権交代、アベノミクス、オリンピックなどで大きく変革していく中で株価は順調に回復基調を維持し、日本が明るくなりつつあることに疑いの余地はないでしょう。
 これは経済学に限らず西洋占星術などの世界でも12年前後で一巡するとか最悪期や最良期は数年という見方をすることが多いようです。

 日本のアベノミクスでは、特に成長戦略に落胆の声が多いのですが、安倍首相が就任から作り上げた全体のプランを並べれば今までの首相が何もやれなかったことばかりが並んでいます。これはまさに起爆剤であり、オリンピックは更に長期的目標を設定したという点でマインドが大きく変化したと思います。

 米のデホルト(債務不履行)の問題は喫緊の懸念材料ですが、第二のリーマンショックにならないと考えています。
 デフレに関して個人所得の減少という現実問題もありますが、社会のトーンが高額支出を必ずしも良しとしないムードがあり、企業はより安くを追及の悪循環でした。

 まだまだ北陸地方は実感に程遠いのですが、高品質が大好きな日本人はより支出に向かっていくと考えてよいと思います。
 これは長いトレンドを形成しますので日本もグレートローテーションに移行をしたと考えてよいと思います。
 

珠洲市カジノ構想

 安倍総理が先月米国でリップ発表?しています。
リニアモーターカーをワシントンとボルチモアを結ぶならば東京名古屋間より早い開業が可能。
次なる成長戦略の矢はすぐ放つ。
大胆な減税を断行する。
原発は放棄しない。
TPPは日本とアメリカがリードする。
 成長戦略ですが、珠洲市は10年前からのカジノ構想は地方こそ費用対効果、投資効率からして起爆剤となる。投資呼び込みにぜひ実現を望むところでしょう。
 カジノ解禁の反対者は保守的で既得権益を抱きかかえ離さない構図が良く見えます。私は警察のパチンコ業界よりもはるかにクリアだと思っています。
 現在47都道府県の内、21の推進母体がありますが、北陸では石川県だけです。
 北陸新幹線も同じですが積極性が必ず実を結びます。
白山市の新幹線駅構想も、実現に焦点を集中、地域全体で行動を積み上げれば全く不可能ではない状況です。
政治家と役人任せはこれまで殆ど役に立ない。
 そもそも人任せ自体は無責任、何も実現しないものと同じです。
幾世代の子孫のために行動を個人で積み上げましょう。

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