修羅場・土壇場・正念場・労働者管理・困難な道より入る 事務所便り2013年10月15日(火)No317

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修羅場・土壇場・正念場

 指導者は修羅場、土壇場、正念場の三つの「場」を経することが、深い人間理解する基本になります。
試練を通じた経験が、一瞬で本質を見抜くものです。
 人はなぜ「倫理」「道徳」を守らなければならないか。なぜ殺人はいけないのか。約束は破っていけないのか。
チェックできる主体がない場合、あなたはどうしますか。
カミが罰します。
日本では年寄りは昔から、お天道様が見ていると諭していたものです。
 それぞれの倫理観が、自分の利己的打算、欲望を制御するものですが、立場が異なれば理解できない行動を取られる方もおいでるものです。
 あなたは自分の行動を規定する倫理規範がないとき、傍若無人に悪の限りを尽くしますか、何らかの倫理観が悪事を止めてくれますか。
指導者は謙虚と素直が命です。
結局、自分を律するのは自分自身です。理屈は、どのようにでも付けれます。
 当事務所の民事訴訟でも、被告人は、昨年八月八日の名古屋高等裁判所(二審)判決に不服。同年九月に最高裁判所に上告しましたが、先月9月19日棄却で判決が確定した。水に波動があるがごとく、空に風が起きるがごとく、自然的逆境か人為的逆境か、天の制裁があるのが常です。
 三年前の一致が、津波とフクシマ原発メルトダウンです。
天命と自覚するなら、迅速に道理を尽くす道しかないのですが、当事者は未だ使命を全く果たしていないのです。
 

労働者管理

 先月中旬、ある信金の「間違いやすい労働者管理トラブルへの対応」セミナーに参加してきました。
 労働者からのサービス残業の支払い請求問題です。
地元弁護士は労働債権は2年で時効、遅延損害金は14.6%とのことです。弱者労働者サイドのセミナーでなく、支払い請求問題の発生原因の本質には踏み込まず、言質や証拠を残さないことの優先です。
 視点は対立の予防でなく、労働組合の特徴と性格に触れ、労使対立を必然視する姿勢に見受けられました。
 まず専門家に相談と、「ブラック」擁護、欲望優先セミナーの感が強く残りました。
 弁護士・税理士の繁盛は、悪い国でしょう。
 未だ労働者と共生は程遠い社会です。
 

困難な道より入る

 同じところに達するのに、最小の労力を持って最大の効果を収める道と、困難な道を通っても行ける道があるならば、自ら選んで難関を通ってきた。
 到達点よりさらに先に進もうとするとき、次の難関も容易に乗り越えることができる。最小労力、最大効果の原理は「物の国」の考え方であって、人を重んずる「人の国」では人を養成することが大切だから、努めて難関を歩くことになる。
政府と戦いつつ、自ら率先して難路を歩いている。
 西欧民族の祖先は、我欲利己の祖先だ。我欲・利己のために善悪を問わず征服してしまう。国民は搾取ばかりされて、自分を守ってくれる人はいない。自分のことは自分でやらないと、頼るものは金と物。結局拝金の唯物対立思想になる。
 奴隷制度とキリスト教は切り離せない。捕虜は奴隷にして良いという古代からの「宗教」慣習法があった。
国家で奴隷制度がなかったのは日本だけです。
 しかし、現代ブラック組織に見る自殺・過労死の現状は、法の下の奴隷制度のよう。
世界の民族対立の背景に宗教がある。
 日本の宗教は神道で、周りは神様だらけです。そこに仏教が入ってきたのです。

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