明日を語る会社・できる理由 事務所便り2017年4月10日(月)No427

明日を語る会社

今と明日を語らない社長がおいでます。

過去は饒舌(じょうぜつ)に語れるのに、未来を語れない社長です。

次を打ち出せないのは、能力の出尽くし、既に玉(種)切れでしょうか。

そんな現状維持型は交代か撤退すべきでないですか。

閉塞感に陥っている会社が数多くあります。

これまでが何とかこれたもので、これからも実際に続くと見るのでしょう。

嘘でもホラでも、真に明日を語れないのですから動ける訳がありません。

どれだけ人や社会の役に立つかの視点を欠き、自利優先で密約裏献金が横行し、社会が犯罪に馴染むのです。

投資とは「将来の収益増加の期待から生産能力を増加させる。また広義には収益を期待して資金を支出すること」をいいます。

全て社会の始めは「投資」からが形成されています。

投資はギャンブルではありません。

農耕民族日本は自然現象の恵みでこれまで生きてきたので、投資の概念を本来持ち合わせていないのです。

貯めるのが第一で使うのは大嫌い、損をしたくないのです。お金が大好きです。

お金は過去の努力の集約で使える価値です。実際は単なる印刷した紙ですが日本人は大好きです。

現代社会は大事な夢と希望が足りないのです。

「お金があれば夢と希望は出てくるものなんですか?」また、希望はお金で買えるのですか。

そうではないはずです。

好きか嫌いかで言えば、お金大好き、投資は大嫌いです。

しかし、他力の宗教や儲け話と噂話が大好きです。

人類は進化して来ました。

進化し現在があります。

会社も社員も同じです。

どれだけのどんな進化をしたのでしょうか。

取り巻く環境は確実に変化しています。

弱者は競争を避け、条件の悪いところを、あえて選ぶ戦略が残っています。

我々弱き哺乳類の人間が地上で生き延びた戦略はこの、自分の弱さを忘れない人だったからです。

要注意の社長

・人の話を聞かない

・肩書で態度を変える

・社長室が豪華

・パソコン操作ができない

・後継者が育っていない

・会社内部が華やいでない

・悪い会社は皆似ている

できる理由

物事には、できない理由とできる理由があります。

できる理由をどれだけ揚げれるか、それが肯定できる目標なのですか。

ジャパネットたかた

創業者高田明の言葉です。

使命―感動を届ける

情熱―伝えることではなく、伝わること

売れ行きは「気力」で決まる

想いの強さ

何を伝えたいのか

わかりやすく伝える

面白く伝える

伝えたいことを絞る

最初が勝負

伝える相手を意識する

序破急

目と身体に伝える。

見せ方を工夫する

新しい提案をしてみる

ターゲットを変えてみる

成功体験にとらわれない

「我見」「離見」「離見の見」

「秘すれば花」

期待を超える

伝えなければ、ないのと同じ。

前回の「生き残り」に書きました。運と適者生存の関係は、一言で語ると「利他自利」です。

10年前、相続税申告書を作成で何回か現地確認に輪島に通い作成しましたが報酬が高いとの話、始めに基準を提示しなかったことが元。本人が自由に記入出来る空白の請求書を渡しました。その程度しか見られない額に愕然とした記憶を思い出しましたが、当時に多くを学びました。

「人が死んだ後に残るものは、集めたものでなく、与えたものである」のです。

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